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サハラ砂漠のオアシスで温泉はいかが―。エジプトの首都カイロの南西約360キロにあるバハレイヤ・オアシスで、日本人女性とドイツ人男性の夫婦が温泉ホテルを経営、砂漠ツアーに訪れた日本や欧米の観光客から好評だ。
夫婦は島崎美春さん(47)とペーター・ウィルスさん(37)。バハレイヤは、石灰岩でできた巨大な奇岩が並ぶ「白砂漠」や、真っ黒な玄武岩の岩石が砂漠の地表を覆う「黒砂漠」など、砂漠ツアーの名所に囲まれたオアシスだ。
日本留学の経験もあるペーターさんと母親が1995年にホテルを創業。当時銀行員だった美春さんは毎年冬にエジプトを個人で旅行し、砂漠で趣味の写真撮影を楽しんでいた。99年に出会うと、ペーターさんは早速プロポーズ。それに応じた美春さんは同年7月、バハレイヤに移住した。
天然温泉のプールを備えたホテルはエジプトでは珍しいが、美春さんは神奈川県箱根町の強羅出身。「中学や高校時代に近所の温泉宿でアルバイトした経験が、そのまま生きました」
源泉は数億年前の地殻変動の際に地下深くに蓄えられた「化石水」。鉄分が多く含まれるため赤褐色をしており、神経痛やリウマチ、皮膚病の治療に効果があるという。
日本やドイツ、イタリアなどの観光客が多く訪れ、秋から春のシーズンには44ある部屋が満室となることも多い。しかし夏の昼間は灼熱(しゃくねつ)状態。「夏に来るのはお盆にしか休めない日本人ぐらい」と笑う美春さんは「砂漠を楽しんで、疲れた体を温泉で癒やしてほしい」と話している。(共同)
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